先日、名古屋にて「建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者講習」を受けてきました。
石綿が有害なことは、既に皆さんもご存知のことと思います。
この石綿が一般的な個人住宅においても施工時に使用されてきたため、リフォーム等の解体時に飛散する危険性などを看過することのないよう、当社のようなリフォーム業者においても新たな対応が求められています。
当初石綿の存在は、耐熱性、耐摩耗性、断熱性、防音性、耐薬品性、耐食性、経済性に優れた奇跡の鉱物と呼ばれるほどのもので、建築建材には非常によく使われていました。
しかし、徐々にその危険性が知られるようになりました。石綿に含まれる有害物質は潜伏期間が長く、20年から40年で発症すると言われています。
そしてこの危険な状況を回避するべく、2020年の石綿則改正により、建築物の解体工事、リフォーム、修繕などの改修に対する石綿対策が強化されることとになりました。
国の推測では1980年前後に建てられた建築物が、改装・解体の時期を迎えるとみられています。
今後の対策によってはさらなる被害を防いでいくことが可能であるとし、今回私が参加したような講習会を多く開き、調査員を増やしていく方向性のようです。
令和3年4月1日からアスベスト(石綿)の有無の事前調査の報告が一定規模以上の工事をする施工業者に義務付けされることとなり、一年後である令和4年4月1日からは、より具体的に定められた取り決めに乗っ取った対応を求められるようになりました。
詳しくは厚生労働省の「石綿総合情報ポータルサイト」をご参照ください。
https://www.ishiwata.mhlw.go.jp/